2008年12月2日火曜日

半日で味わえる海外旅行

記述日時:2005年10月13日20:51

新宿の総務省統計局に行く用があって大江戸線の若竹河田駅で降りた。この駅で降りたのは初めてだけど、都会のど真ん中なのにまるで地方都市のようなノンビリとしたところだった。地上げのあとだろうか、やけに空き地が目立つせいだ。駅の近くに古い洋館が見える。もしかしてこれが一時期話題になってた「小笠原伯爵邸」ってやつか?

用が済んで、庁舎内の昭和初期から続いているような喫茶店でミートソース(400円)+コーヒー(+70円)を食べた。マ・マーの1.8mmパスタにオーマイの缶詰をかけたようなお味(完璧な描写だ)。コーヒーは意外と本格的。

時間があるので帰りは新宿まで歩いてみた。戸山公園に入ったが、ここもまるで高度成長期にタイムスリップしたかのような所だった。ここは都営団地に囲まれていて、きっと30年前はキレイで近代的な地区だったのだろうが、今じゃすっかり古くなり落ちぶれた雰囲気に包まれている。公園の緑も手入れをしてないらしく、昼尚暗い原生林のようだ。ベンチに座るのは老人ばかりで、まるで黄泉の入口のような異空間だった。

そんな陰気な公園を脱出して大久保通りを西へ向かう。ここらに来るのは久しぶりだが、更に“日本”じゃなくなっている。韓国系の店が多いのは相変わらずだが、通行人も中国人やアラブ人が増えたような気がする。店先からは外国で嗅いだことのあるスパイスの強烈な香りが漂い、一瞬東南アジアの市場にいるような錯覚に陥る。何処だよここは。

少し寄り道して3年前に来たことのあるアジアPOPS専門店に入った。ここは裏通りの雑居ビルの2Fで看板も出てないのだが、迷わずに見つけられた。同じ階にアラブ系の食料品店が入っていたので、ちょっと覗いてみた。テレビで観たことはあるが、いわゆる“ハラル・フード”を扱う店だった。エジプトのコシャリはないかと探したけど、パキスタンとインドネシアの物がほとんどのようだ。ハラル・ミートを買っても(自分には)意味がないので、パキスタンのカレーの缶詰を2つ買った。一個400円で結構高い。

その後新宿南口まで歩き、紀伊国屋で仕事関係の本を買った。最近は1万円分以上買うと無料で宅配してくれるんだね。アマゾンと値段が同じなんだから当然か。

おなかが減ったけど家まで我慢して、家でパキ・カレーを食べてみた。メチャ旨い。大久保はちょっとした海外旅行だなと再確認。

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